コメントの書き方 写真アップロード・一覧 | 出典一覧| タグ一覧 ■峠の概略 郡山市の、多田野と猪苗代湖畔の中野との間の県道6号のトンネル。全舗装。 峠道の改修運動が始まったのは明治十二年。安積、田村、石城、楢葉の各郡から改修新道工事の歎願書が出されている。明治十四年にも続けて出されているが、結果的には三森峠ではなく中山峠を車道とする裁定が下る。大正十二年に三森峠道の新道開発の計画が認可されたが、本格的な工事が始まったのは昭和七年。捗らないうちに戦争へ突入し、工事が再開されたのは昭和二十四年で、工事と中断の連続に、地元の人は「雨だれ峠」となじったという。300mのトンネルを含む新道が完成したのは昭和三十七年のことで、70年がかりの悲願達成であった。 峠の付近には珍しい高地性集落遺跡がある(出典では「復元された」とある)。(『会津の峠』) ■走行記録 現在の県道6号は三森トンネルが抜けていて、その上に旧三森トンネルがあり、さらにその上に三森峠がある。新旧のトンネルとも全舗装。多田野側からの三森峠への道はハイキングコースになっていて、稜線道で御霊櫃峠へ通じている。峠から中野側への道は不明。(吉永) ■写真 [p_1969_000](2002.8.) 西側峠道 [p_1969_001](2002.8.) 三森トンネル