西側・山方宿は大平山常安寺に飼われていた犬が、この寺が焼失したのを悲しんで七日七晩鳴き続け、ついには石に化したという伝説がある。峠にはその岩と祠がある(「茨城の峠」)。出典掲載の地図には上記の車道の位置にあるように記されている(地形図には「犬吠峠」は登録されていない)が、本文中で「この山路は」とあるので、ひょっとしたら別のところかも知れない。