やっとの思いで逃げて来た盗人が、十里の道を上って来たのに、まだ十里も下らないといけないという峠道の長さに嫌気がさして引き返した(という話が伝わる?)峠。現在の車道(県道)は昭和24年ごろに完成した林道をもとにしているが、それ以前も炭焼きの炭を運ぶ駄馬が行き来するほどの道幅はあったようだ。