国道220号線、通称「浜通り」にある峠。錦江湾に突き出した若尊鼻を越える。江戸時代には鹿児島から都城に至る重要路線として「高岡筋」とも呼ばれ、難所だった峠は「九十九里曲りの亀割坂」という異名があった。 名前の由来は酢の名産地だった福山から瓶に入れた酢を運ぶとき、この峠でよく割ったから「瓶割り峠」という説、亀の首のように長い若尊鼻の付け根を越える姿から「亀割り峠」と呼ぶという説がある。(「九州の峠」)