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峠データベース・詳細表示

峠No. 301
峠名 矢立峠
読み やだてとうげ
行政区 秋田県大館市長走〜青森県平川市碇ケ関
東経 140 度 37 分 35.000 秒 / 140.6265833
北緯 40 度 25 分 16.000 秒 / 40.421158
標高 266
図版番号 NK-53-60-6-1
2.5万図 碇ヶ関(南西)
5万図 碇ヶ関
20万図 弘前
道路種別 国道7号
タグ
出典 地形図,秋田の峠歩き
航空写真 CTO-75-21-C53-14, 15, 16, 17 / CTO-75-21-C54-14, 15, 16, 17 / CTO-75-21-C55-13, 14†, 15 / CTO-75-21-C56-13, 14, 15, 16
地形図 国土地理院地形図閲覧システム
東経140度37分35秒, 北緯40度25分16秒
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■峠の概要

 明治11年に日本を訪れ、東北地方を旅したイザベラ・バードがこの峠を称賛している。

「私は日本で今まで見たどの峠よりもこの峠を誉め讃えたい。光り輝く青空の下であるならば、もう一度この峠を見たいとさえ思う。この峠は(アルプス山中の)プルーニッヒ峠の最もすばらしいところとだいぶ似ており、ロッキー山脈の中のいくつかの峠を思わせるところがある」
イザベラ・バードの見た矢立峠には砂岩を切って作られた県境碑があった。彼女はこれを「オベリスク」と呼んでいる。
 また天明8年(1788)には古川古松軒が、幕府の巡見使に付いてこの峠を越えている。その記録「東遊雑記」には
「この道みち見物所もなき淋しき街道なり。奥羽の境は矢立峠と称して嶮しき山越えにして頂きより少し下りて矢立の杉という大木あり・・・」
(以上「秋田の峠歩き」より)