江戸日本橋を起点とした甲州街道(正確には甲州道中)が最初に遭遇する難所。車両の通行に適さず、明治20年に大垂水峠経由の浅川新道が開かれ、これが現在も国道20号として機能している。
ちなみに、江戸時代の幕府直轄道であった「五街道」は東海道・中山道、日光道中、奥州道中、甲州道中。また正徳6年(1716)の幕府の布令書で「古代東山道(トウセンドウ)の中程の道という意で」中山道の表記が定まったとか。また海辺の国を通らない日光・奥州・甲州の三道については「道中」と呼ぶことに決めている。
・pdbq・大垂水峠