佐川町から高知市街へ抜ける重要な道。古くは交通の要衝として、時に″バリケード″を築き要塞としたことから切塞(きりふさぎ)といった。それが訛って霧生関と呼ばれるようになったという。(以上「土佐の峠風土記」より) 切塞という地名は大分県玖珠町の「ハゲの台」にもある。藩内の罪人などを退去させると偽ってこの地で切り殺した、という殺伐としたいわれを伴っている。(「九州の峠」)