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国道254号。かつてこの峠を越えた内山街道は鎌倉時代にまで遡るとされるが、街道として栄えたのは江戸時代の中期以降。中山道の脇道の一つとして、行商人や庶民が多く利用した。また元治元年(1864)には水戸の天狗党が越えている。
昭和9年に西牧村の青木満之助によって本宿〓神津牧場を結ぶ私道が作られ、その熱意によって(と出典にある)15年に内山峠が開通。昭和42年に国道へ昇格した。新道の工事は42年に着手、53年内山トンネルを含む5.5km区間、55年起点側2.0km、平成元年中間部4.6kmがそれぞれ供用開始している。(「峠の道路史」)