《 | 》
| 検索 | 詳細表示 | 編集(コメント | データ | ルート) | 設定 | 統計 | 使い方 |

峠データベース・詳細表示

峠No. 6782
峠名 板谷峠
読み いたやとうげ
行政区 山形県米沢市板谷
東経 140 度 15 分 3.000 秒 / 140.2510583
北緯 37 度 48 分 34.000 秒 / 37.809555
標高 754
図版番号 NJ-53-64-10-3
2.5万図 板谷(北西)
5万図 福島
20万図 福島
道路種別
タグ
出典
航空写真 CTO-76-15-C10A-1 / CTO-76-23-C11-18†, 19 / CTO-76-23-C12-17, 18, 19
地形図 国土地理院地形図閲覧システム
東経140度15分3秒, 北緯37度48分34秒
Mapion Mapion地図
Maintained by
 

■峠の概要

 イレギュラーな境の例として「峠の民俗地誌 -境をめぐって-」に掲載。山形県〓福島県境は板谷峠と板谷付近で分水界から大きく外れる。1601(慶長6)年に上杉景勝が米沢藩に転封されたとき、藩は置賜・信夫・伊達と板谷峠で分けられた領土であった。このため藩内の連絡道として重要視し、整備を行なう過程で、沿道の村々を開いた経緯がある。

 1664(寛文4)年、信夫郡が天領となったときも境界紛争が起こったが、結局は藩の境界が踏襲された。 (「峠の民俗地誌」)

 「日本百名峠」には古河古松軒の『東遊雑記』を引用。彼は天明の頃に福島側からこの街道を通って米沢へ向かっている。

「庭坂出立二里、李平三里、出羽国板谷原二里十町、大沢宿止。今日の道中嶮しき山路のみにて平地は聊かも歩行せず。兎ころばし、座頭ころばし抔(など)と言深谷有」

「中にも板谷峠といふは三里の嶮道にて一人横たわれば万人もとどむると言うべき難所」

■関連リンク

分水嶺辞典