■峠の概要
山形城下と鶴ケ岡城下を結ぶ六十里越街道の峠。出羽三山の参詣道としても利用され、初期はこの大岫峠を越えていた。のち、大越を経由する道に変わり、旧国道112号もそちらを通っている。出典では六十里街道の名称の由来を「大網大日坊から本道寺湯殿山神社までを6町1里として数えたことにちなむと考えられている」と記す(江戸時代の1里は36町)。明治34年に改修がなされ、昭和9年に新道(現国道旧道)が開設。一部が昭和11年に県道12号の指定を受け、28年に国道112号、40年に一般国道112号となった。(「峠の道路史」)
■関連リンク
・大越