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峠データベース・詳細表示

峠No. 7202
峠名 雁坂峠
読み かりさかとうげ
行政区 埼玉県秩父市大滝〜山梨県山梨市三富川浦
東経 138 度 47 分 25.000 秒 / 138.7905472
北緯 35 度 53 分 31.000 秒 / 35.892216
標高 2042
図版番号 NI-53-84-1-4
2.5万図 雁坂峠(北西)
5万図 三峰
20万図 甲府
道路種別 国道140号
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出典
航空写真 CCB-76-14-C5A-26, 27 / CCB-76-14-C5B-2, 3, 4, 5 / CCB-76-14-C6-26, 27†, 28
地形図 国土地理院地形図閲覧システム
東経138度47分25秒, 北緯35度53分31秒
Mapion Mapion地図
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■峠の概要

 北アルプスの針ノ木峠、南アルプスの三伏峠と並んで日本三大峠と呼ばれる(が出典は不明)。文化11年(1814)成立の「甲斐国志」にも記載されており、それ以前にも甲斐九筋(武田信玄の軍用路)の1つとして利用されていた。江戸時代には秩父往還、甲州裏街道とも呼ばれ、旅人や修験道者などが多く越えた。
 平成7年に6625mの雁坂トンネルが完成し、「開かずの国道」がまた一つ減った。トンネル完成による標高低下890mもトップクラスのものである。(「峠の道路史」)
 串田孫一編「峠」には石一郎による戦後の峠越えのようすを収録。また「日本百名峠」には栃本の関所を守った大村家(戦前ごろまでは栃本唯一の旅館でもあった)の方の話を載せる。栃本は十文字峠路と雁坂峠路の分岐点として、善光寺参り、身延・三峰詣での人々、甲州から繭を買いに来る商人たちでにぎわった。また峠のそばにある偽の鞍部を「孫四郎峠」と呼んでいたという話を掲載。栃本に住んでいた孫四郎という案内人は、旅人を連れて登ると必ずこの鞍部で「ここが雁坂峠」といって帰ってしまったという逸話に基づく。