奄美大島では南北に伸びるウスジナガネ(尾根筋長峰)を中心に、ウスジミチ(尾根筋道)からシマ(集落)へ降りるクンキリミチ(踏切道)が伸びる交通構造が発達した。北から順に長雲峠、本茶峠、朝戸峠、和瀬峠、三太郎峠、網野子峠、地蔵峠と並ぶウスジナガネは徒歩一日で南北へ通えたという。出典ではそのうちの一つ、本茶峠を、反骨の画家・田中一村が写生に通った道として紹介。(「九州の峠」)
・pdbq・三太郎峠